二台のルータを使ってIPv6の実験の開始です。

気が付いたら随分と時間が過ぎていました。(笑)
 
さて、以下の二台のルータを使ってIPv6の実験の開始です。
 
 *一台目はNECPA-WR8750N-HP
  ギガビットルータを使ってシンプルに接続させWi-FiからのIPv6の接続検証です。
 *二台目はYAMAHA RT58iに固定ipアドレス8本、16本等とIPv6の混合です。
 
小規模オフィスではNECPA-WR8750N-HP単体でIPv6接続してどの様にv6アドレスが展開できるのか等、、、興味は尽きません。(笑) 合間の時間を縫っての実験ですのでスローペースで進めてまいりますのでご了承ください。何が得られるかとても楽しみです。
 
 

2013年 謹賀新年

 明けましておめでとう御座います。
昨年は公私にわたり激動の一年でした。世界を見回しても大国の指導者が変わったり日本でも政権が交代しました。今年は日本経済の回転軸が今までとは違った場所に移動するので大きな変動がある一年になると予想します。
 
 特に円安に振れる事で輸出産業は活性化すると思います。東北地方の復興も目に見えた形で進んで行くと思います。輸出産業の活性化では日本が得意とする付加価値商品が開発、生産されることでネットワークと通信作業(所謂IT産業)が活況となると思っております。
 
今まで構想にしかなかったスマートシティーが具体化され近未来の都市が東北地方に出現すると思われます。新築される家にも省エネ、通信、医療、教育と様々なIT機材が導入されると思います。多分、IPv6も静かに確実に浸透すると思っています。
 
そんな中で私たちは何が出来るのかしっかり見据えて今年一年のプランを立てていきたく思っております。どうか新しい年も変わらずのご支援を頂ければと思います。これからも何をサービス化する事で社会に役立てるのかを熟慮しながら頑張って参ります。何卒、宜しくお願いいたします。

来年からドメイン空間が広がります。

その数は1,000以上です。
それもgTLDとして広がります。(gTLDとは.com .net .org等のドメインを指します。)さて、ドメインの業界でビジネスをしている当方としても過去にこの様な経験が無く、どんな展開になるやら想像もつきません。しかし、ドメインの広がりで今まで欲しいドメインが確保できていない先様では目的に相応しいドメインを使い且つ、目的に相応しいトップレベルドメインでサイト運営できるのは良い事だと思います。
 
昨日ですがJPRSでは都道府県型jpドメインの登録を開始しました。多分、来年の1,000ドメインの登録開始前に行った上でできるだけ.jpにお客様を集中させたい狙いがあるのだと思います。競争が激化して力の無いレジストリは淘汰される可能性がありますね。

ドメインの専門家がご回答します。

ドメイン名は相変わらず.comが人気の様です。
また、日本国内での登記されている法人では「xxxxx.co.jp」の様な形式である属性型jpドメインが使われます。.comはどの様なサイト運営にも幅広く使われておりますが反面、登録件数が多い事から自分が欲しい文字列は他の人に取得されているケースが殆どですが、それでも日本の場合は目的のドメインを取得できる事が多くあります。
 
ITのビジネスをされる場合は「ドメイン登録」を中心に描くと良いと考えます。
ドメイン登録の実務は専門家に任せた方が安心ですが21-domain.comは良く専門家からご質問を頂きます。私たちはドメイン登録元の直下に位置づけされているレジストラーですので殆どの問題を解消する事ができます。その意味もあり全国の中小のIT事業者様と結びついております。
 
ドメインに関する疑問、ビジネスのノウハウも含めて気軽にご相談下さい。
<扱いドメイン
.jpドメイン全般
.com .net .org 等のgTLD
その他のccTLD等です。

日本のIPv6発行元である「jpne」の関係者様とお会いできました。

昨日、当方にネットワークアドレスを提供して頂いております上位回線会社からの紹介で「日本ネットワークイネブラー株式会社」通称:jpneの関係者様とお会いする事ができました。
世界的にもipv6の利用は進んでいませんが未来には必ずこの方式にネットワークは入れ替わっていきます。未だ浸透していない今の時期に頑張って下地を作る事がとても大切と考えています。今後、彼らと意見交換等を行い微力ですがipv6の普及に努力していきたいと考えています。
 
ipv6の疎通確認ツールを無償で提供しております。
http://v6check.com/
*特徴
 ipv4の環境からipv6アドレスで動作しているデバイス(PC&サーバー類)にping送信します。
 アメリカ国内にあるサーバーより確認するので客観的な疎通確認が行えます。
 疎通確認された内容は保存できますので次回テストの時に即、確認できます。

eNomの仕様、、、納得できません。

何だかボヤキになりそうですが、eNomの仕様、、、納得できません。
その訳ですが通常、レジストラーの仕様ではドメインに対するホスト名登録ができます。IPv4では従前よりIPアドレスを設定できますがeNomの場合、ネームサーバーをレジストラー側が指定するものに変更しなければIPv6が登録できません。eNomのDNSIPv6を使う場合はDNSが強制となりますので注意が必要です。
多分、APIを経由すると出来るのではと思っていますが、その仕様を近日、確認させていただきます。
 
一方、IPv6の接続のその後ですがYAMAHA RTX1200はバリバリに安定して動作しています。流石にこのクラスのルータには満足しています。しかし、eNomのレジストラーの仕様が、、、現時点ではとても不満です。それに対して弊社で契約しているもう一社のTucowsの場合は理想的な仕様になっております。1ドメイン当たりの管理料金が高額ですがIPv6が使われる事を想定すると沢山のIPv6アドレスが使われる事になりますので多分、多くのホスト名が登録されると思いますので、その面ではTucowsの様に柔軟な管理機能があった方が運用面でとても楽になります。
 
この辺の事も研究し、実証しなければなりません。

YAMAHA RT58i でIPoE方式を設定 IPv6に接続できましたが。。。

YAMAHA RT58i でIPoE方式を設定 IPv6とPPPoEによるIPv4に同時接続できました。そのポイントを以下にレポートします。多分、以下の通りに行うと接続できると思います。参考にしてください。但し、Configの設定に関しては当方は免責と言う事で、勿論、作業に関しては全て自己責任で行ってください。
 
<事前準備1>
NTTに光ネクスト回線を予め敷設して頂く事。NTT西日本では光ネクストに属するエクスプレス回線、隼も利用可能です。当方の環境はひかり電話は取付しておりません。ひかり電話を使われている場合は本サイトに紹介しているConfigの内容の一部が異なりますのでご注意ください。光回線を敷設された後に必ずNTTに連絡をして「IPv6を使う」事を告げて下さい。これを行う事でNTTに関する準備は完了です。IPv6を使うには初期費用として2,100円が請求されます。
 
<事前準備2>
プロバイダにIPv6の利用申請をします。NTTから届いたCAF番号とアクセスキーが必要です。21ip.jpでのIPv6アドレスの申込は以下のサイトです。(IPv4を利用中のユーザは無料で利用できます。)
https://21-domain.com/html/ipv6-ipoe.html
上記のNTTの申請が終わっていますと即日、IPv6の払い出しができます。
 
<事前準備3>
経路説明
 wan <ーー> NTT光ネクスIPv6<ーー> 利用場所NTT終端装置 <ーー> ルータYAMAHA RT58i <ーー> PC環境、サーバー環境
 
<重要ポイント1>
YAMAHA RT58i のファームウェアを最新のものにアップデートして下さい。2012年10月27日現在では「9.01.51」が最新となります。YAMAHのサイトは以下となります。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/firmware/index.php
 
<重要ポイント2>
私の場合、IPv6に関する設定をwebインターフェースから行うと何故か上手く出来ませんでした。そこでRS-232cのケーブルを使いPCとルータを接続しテキストエディッダで編集したConfigをロードいたしました。webインターフェースで用意されているConfigロード画面からでも設定ができます。YAMAHAのルータは初期化後のルータローカルIPアドレスは192.168.100.1となっていますのでLANケーブルさえあればPCと接続しweb画面から192.168.100.1を指示してConfigをアップロードできます。
 
因にRS-232cのケーブルとPCを接続する方法は以下のサイトを参考にしてください。
PCはRS-232cのケーブル対応かUSBケーブルからRS-232cのケーブルに変換するツールを使う事でも接続できると思います。
http://www4.zero.ad.jp/electronics/others/htset/htset.html
 
<重要ポイント3>
設定したConfigは以下の通りです。
大きく二つに分けた構成になっております。上部はIPv4固定IPアドレス1本の設定です。下方の3行はIPoEによる接続でIPv6用の設定となります。つまり、IPv4のConfigに下方の3行を追加する事でIPv4IPv6が同時に使える仕様となります。
 
p lan1 address 192.168.100.1/24
nat descriptor type 1 masquerade
nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.100.50 tcp 22
nat descriptor masquerade static 1 2 192.168.100.50 tcp ftp
nat descriptor masquerade static 1 3 192.168.100.50 tcp www
nat descriptor masquerade static 1 4 192.168.100.50 tcp smtp
nat descriptor masquerade static 1 5 192.168.100.50 udp domain
pp select 1
pppoe use lan2
pp auth accept chap pap
pp auth myname nk19*****@nk.21ip.jp 1******M <--接続IDとPASS
ppp ipcp ipaddress on
ppp ipcp msext on
ip pp nat descriptor 1
ppp lcp mru on 1454
ip pp mtu 1454
ppp ccp type none
pp enable 1
pp select none
ip route default gateway pp 1
dns server 2**.2**.1**.3
dns server pp 1
dns private address spoof on
dhcp service server
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.30/24
telnetd listen 23
telnetd host 2**.2**.1**.231 <--リモート操作用 割愛可能
 
  以下の5行を追加でロードするとIPv6で接続が可能となります。
 
ipv6 prefix 1 ra-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1 o_flag=on
ipv6 lan1 dhcp service server
ipv6 lan2 dhcp service client ir=on
 
 注意:NATにより192.168.100.50でサーバーを構築している仕様となっております。
 
Configをロードした後の検証は以下のサイトにある方法で行って頂くと良いと思います。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/FLETS-HIKARI-NEXT/ipv6_ipoe.html
 
<しかし残念な結果が、、、>
YAMAHA RT58i の機種を選定してIPoE方式でのIPv6接続を試みましたが2012年10月28日午後13:00時点ではYAMAHA RTX1200に入れ替えた上で動作をさせました。その理由(YAMAHA RT58i の機種を断念)を以下に列記させて頂きます。
ーー>RT58iへのConfigをRS-232cケーブルでロードしましたがConfigとwebインターフェースが同期していません。その点に於いてConfigは未完成な状態に思われ少々不安に感じます。
ーー>Configをロードした後にコマンドでlogを確認しすると接続された様になっていますが実際にはローカルに対してもwanにもネットワークが確立しません。幾度もルータの電源を入り切りしてやっと接続できる状態である為、不安を覚えます。NTTの収容局、あるいは上位回線会社の機材とのネゴシエーションに問題があると推測しています。
ーー>Hubの追加、PCを追加すると突然接続が遮断されます。WindowsVista環境からも接続不能となり、ネットワークが不安定で一度、遮断するとルータの電源を入り切りする必要があります。MacOS Xでは10.7.5との接続が上手くできなくIPv6のプラットフォームになりません。
ーー>上記の様な異常がどの様な理由で発生しているかが解明できません。
 
上記の理由により機種の変更を行うこととしました。
そこで本レポートに掲載させて頂いていますConfigをYAMAHA RTX1200にロードしましたら全く障害無く動作しました。(YAMAHA RTX1200のファームウエアのリビジョンは10.01.42)但し、RTX1200は高価なルータである為、何とかRT58iの癖(?)を解明して皆様が使える様にしたいと思っております。本レポートは長期に渡って更新する予定です。
 
尚、RT58iのConfigはメーカーが指定する内容ですので皆様もお試し頂き何か分かったら是非、教えてください。何卒、宜しくお願いいたします。

  <一部、追加で編集しました2012年10月28日午後15:00>